
セクシーなキャミソールを着た巨乳人妻って興奮するよね。



















































夜は静かだった。窓の外では遠くの車の音がかすかに聞こえ、それが部屋の空気にゆるやかな流れを作っていた。ホテルの部屋はどこにでもあるような内装だったが、シーツの感触と、部屋の隅に置かれた間接照明の光だけが、現実と非現実の境界を曖昧にしていた。
彼女はナイトキャミを着て、ベッドの縁に腰掛けていた。黒のサテン地が静かに肌を滑り、レースの縁が胸元の膨らみに沿って微かに波打っている。その薄い布が、彼女の体温を吸い込むように馴染んでいた。肩紐は細く、鎖骨の上に静かに落ちる。わずかに前屈みになったとき、胸のあたりの生地が重力に引かれてわずかに開く。その隙間が、小さな誘惑のように見えた。
「少し、酔ったかも」彼女は言った。
グラスの中のワインが、揺れる。ベッドサイドに置かれたボトルは、もう半分ほどになっていた。彼女は足を軽く組み替え、それに合わせてキャミの裾が揺れた。柔らかい布地が太もものラインをなぞるように動く。その仕草には無意識のような、あるいは計算されたような、そんな曖昧な色気があった。
「ねえ、こんなこと、しちゃっていいのかな」
彼女は少しだけ視線を落としながら、笑った。ナイトキャミの胸元がわずかに沈み、それとともに生地が引かれ、形が変わる。すべてを隠しているのに、隠しきれていない。布というものは、完全な防御にはならないのだと、彼女のその姿を見ていると思う。
夜の闇が、ゆっくりと部屋に沈んでいく。キャミの生地が光を吸い込むように落ち着き、黒のシルエットの奥に隠されたものが、かすかに浮かび上がる。彼女はソファに身を預け、少しだけ伸びをした。肩紐がずれそうになり、それを指先でそっと直す。その仕草の一つひとつが、妙にゆっくりとしていた。
「帰りたくないな」
彼女はつぶやくように言った。
時間の感覚がなくなっていく。この夜が永遠に続くことはないと、僕たちは知っていた。朝が来れば、彼女はまたいつもの顔で家に帰る。夫の前では見せないこの姿も、ナイトキャミの滑るような肌触りも、すべてがここにしか存在しないものになる。彼女はそれを理解した上で、肩紐をそっとなぞりながら、もう一口ワインを飲んだ。
ナイトキャミは、彼女のために存在している。いや、もしかすると、彼女の中のどこかで、これを着る理由を求めていたのかもしれない。誰かに見られるために、あるいは自分自身に確かめるために。
「今夜くらいは、いいでしょ?」
彼女は僕を見て、微笑んだ。
夜は深まり、ナイトキャミの薄い布越しに、彼女の呼吸が伝わってくる。何も始まっていないのに、すでに抗えないものがそこにあった。